曹洞宗寺院の高倉寺は、光昌山と号します。室町時代初期に観音堂として創始、能仁寺第三世材室天良禅師(天正18年1590年寂)が開山したといいます。境内にある観音堂は、室町時代初期の頃の建造物とされていて、 元は飯能市白子の長念寺観世音宝殿でしたが、延享元年(1744年)に高倉寺の 第五世 亮清禅師の代に譲り受けたとされています。 この建物は屋根の先が優雅に跳ね上がる入母屋造りで 建立当時は茅葺でしたが、現在は茅葺様銅板葺きに改められています。 関東地方における、禅宗様式の代表的な建造物の一つとなっています。